横浜FCの元日本代表FWカズ(三浦知良、54)が13日、大阪府内で行っている自主トレで2部練習をこなした。午前中にボールを使って汗を流し、午後からは室内で体幹の後に、寒風の吹く夕暮れのグラウンドを走り込んだ。
JFL鈴鹿と高知から正式オファーを受け、去就が注目されるカズは「あと10年くらいしか(現役を)やれないんでね」と語ると、関係者から「えっ? あと10年も…」と突っ込まれた。すると「やれても正直、あと6年くらいかな」とニヤリ。60歳まで現役を続ける考えのようだ。
ヴィッセル神戸に在籍した05年途中に、当時J2の横浜FCに移籍したことを思い出しながら「16~17年前の、あの時と情熱は変わっていない。やれることをしっかり続けていくだけ。(練習後には)アイシングをして、場所がなかったり、寒かったりしたら車の後部座席でも(アイシングを)する。どこに行ってもやることは同じですよ」と真剣な表情で語った。
今年1年を漢字で表すと「耐」だという。今季、横浜FCでは出場わずか1試合(1分)のみ。カズは「試合にほとんど出られなかった。その中でも成長する。決してネガティブなことではなく、耐えるという字が(今年に)ふさわしい」と本音を漏らした。【益子浩一】
https://news.yahoo.co.jp/articles/14e518c6f4c07e84ac6e14f75b3d2fd6c1e59edf
2日連続で大阪市内で自主トレを行ったカズ(撮影・益子浩一)
老いて痴呆になっても医者、弁護士出来る制度の方が問題